琉球海炎祭

コラム

4月・5月・6月開催の春夏花火大会まとめ ― 夏以外に楽しめる穴場を紹介

「花火大会は夏のもの」という常識は、もう古い。近年、4月・5月・6月に開催される春〜初夏の花火大会が急増しており、夏本番を待たずして絶景の花火を楽しめる時代になっています。しかも、猛暑・激混み・チケット争奪戦という「夏の花火三重苦」を回避できるのが最大の魅力。本記事では、夏以外に楽しめる春夏花火大会を月別・大会別に徹底解説します。2026年の最新開催情報も反映済みなので、ぜひ旅行・お出かけ計画の参考にしてください。

なぜ今「春夏花火」が熱いのか?夏花火との3つの違い

そもそも、なぜ4〜6月の花火大会がこれほど注目を集めているのでしょうか。夏の花火大会と比較しながら、春夏花火ならではの魅力を整理してみましょう。

①混雑が段違いに少ない

8月に開催される隅田川花火大会には毎年約95万人が集まるほど、夏の大花火は人の波で身動きが取れなくなることも珍しくありません。一方、春〜初夏の花火大会は知名度がまだ低めなこともあり、同じ会場でも観客数がぐっと少なく、ゆったりと鑑賞できるケースがほとんどです。場所取りに追われることもなく、直前でも観覧席が手に入ることさえあります。

②気候が圧倒的に快適

真夏の花火大会は熱中症との戦いでもあります。夕方から場所取りをして、打ち上げ開始まで炎天下で何時間も待つのは体力的に相当しんどい。4〜6月であれば気温が穏やかで、春風や初夏の夜風が心地よく、体への負担なく花火を楽しめるのが大きなメリット。特に東北や北海道は初夏でもひんやりとしていて、絶好のコンディションです。

③桜・新緑・海開きなど季節の景色との共演

夏花火は夏の夜空が舞台ですが、春〜初夏の花火はそれ以上のコラボレーションが生まれます。4月なら桜との競演、5月なら新緑に映える花火、6月なら梅雨の晴れ間に浮かぶ幻想的な花火など、その季節にしか味わえない特別な景色が広がります。これこそ春夏花火の最大の独自価値です。

【4月開催】春の花火大会おすすめ5選

4月は花火シーズンの先陣を切る時期。特に下旬にかけて注目の大会が集中しています。気温も安定してきて、花見帰りに立ち寄れる大会も多く、旅行のプランを組みやすい月です。

① 琉球海炎祭(沖縄県宜野湾市)

開催日 2026年4月11日(土)
会場 ぎのわん海浜公園 トロピカルビーチ
打ち上げ数 約10,000発
チケット 要(有料観覧席)

日本で一番早い夏の大花火」をうたう沖縄最大の花火イベントです。2004年スタートで2026年には23回目を迎える歴史ある大会。約1万発の花火が音楽とシンクロして打ち上がる「花火イリュージョン」は、単なる花火大会の枠を超えた音楽&アートの体験です。

見どころは、世界的デザイナー・コシノジュンコ氏がデザインしたオリジナル花火の演出。2010年からこの大会の象徴的プログラムとして継続しており、ファッションの美学を花火で表現するという唯一無二のコンセプトが話題を呼んでいます。また、葛飾北斎の名作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を花火で描き出す「HANABI ILLUSION」も圧巻の演出です。

4月の沖縄は最高気温が25度前後と過ごしやすく、海風を感じながら花火を楽しめます。県外・海外からツアーも多数設定されており、沖縄旅行と組み合わせて訪れる人が多いのもこの大会の特徴です。

② 大曲の花火 ―春の章―(秋田県大仙市)

開催日 2026年4月25日(土)19:00〜20:30
会場 「大曲の花火」公園(雄物川河畔)
打ち上げ数 約8,000発
チケット 要(全席有料:イス席7,000円/テーブル席30,000円)

夏の「全国花火競技大会」で知られる大曲の花火ですが、春・夏・秋の年3回それぞれ異なるテーマで開催されていることはあまり知られていません。春の章は「新作花火コレクション」として、若手花火師18名が選抜競技を行うと同時に、世界の花火業者とのコラボ演出が見られる特別プログラムです。

2026年はフランスの花火業者「ARTEVENTIA(アルテヴィンティア)社」と日本の花火師によるコラボ花火が披露される予定。世界レベルの花火技術を夏の混雑なしに体験できるのは、花火ファンにとってまさに穴場といえる大会です。夜空の澄んだ東北の春、雄物川のほとりで味わう花火は、夏の大曲とはまたひと味違う感動があります。

荒天延期の場合は4月26日(日)または5月2日(土)に延期となります。チケットはローソンなどで購入可能。

③ The絶景花火 Mt.Fuji(山梨県鳴沢村)

開催日 2026年4月25日(土)
会場 ふじてんリゾート(富士山1合目敷地内)
打ち上げ数 非公開(プレミアムプログラム)
チケット 要(全席特別席・約3,000名限定)

世界遺産・富士山の敷地内で行われる花火大会」として2020年に初開催され、いまや春の花火大会の中でも別格の存在感を放つイベントです。富士山・桜・日本最高峰の花火という「夢の三重奏」は、ここでしか体験できません。

2026年は日本を代表する花火師BIG5が技の限りを尽くす特別プログラムを披露。約1万人収容の会場に約3,000名のみという少人数制のため、全員が花火師との距離を近く感じられる密度の高い鑑賞体験が自慢です。富士山に反響する花火の音は体全体に響き渡り、視覚だけでなく聴覚・触覚でも楽しめます。

④ 熱海海上花火大会(静岡県熱海市)

2026年春の開催日 4月26日(日)・5月24日(日)
会場 熱海湾(親水公園・サンビーチ沿岸)
打ち上げ数 約3,000発
チケット 無料(有料観覧席あり)

熱海海上花火大会は、4月から12月まで年間を通じて複数回開催される日本でも珍しい「ロングラン花火大会」です。三面を山に囲まれた熱海湾の「すり鉢型地形」が生む音響効果は、花火業者からも絶賛されるほどの迫力。打ち上げ場所から観覧席まで遮るものがなく、海越しに間近で見上げる花火は体に振動が伝わるほどのダイナミックさです。

フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」は、銀色の花火が夜空を埋め尽くす圧巻の演出。夏のように混み合う海水浴客がいない春の時期は、温泉に浸かりながらゆったりと花火を楽しむ大人旅にぴったりです。

⑤ 上諏訪温泉 春のウィークエンド花火(長野県諏訪市)

開催日 2026年4月10日(金)〜12日(日)
会場 諏訪湖周辺
特徴 温泉街での湖上花火

8月に50万人規模の大花火大会が開催される諏訪湖ですが、春にも週末限定で花火が打ち上がります。温泉街の旅館から湖越しに眺める春の花火は、夏の混雑とは無縁のプレミアム感。諏訪の清涼な空気のなかで、観光客が少ない時期にゆっくり楽しめる穴場スポットです。

【5月開催】GWと重なる!初夏の花火大会おすすめ3選

5月はゴールデンウィーク(GW)と重なる花火大会が多く、旅行計画と組み合わせやすい時期です。ただしGW期間中は宿泊費が高くなるため、早めの予約がマストです。

① 熱海海上花火大会 5月開催(静岡県熱海市)

開催日 2026年5月24日(日)
会場 熱海湾(親水公園・サンビーチ沿岸)

4月に続き5月も開催される熱海の花火は、初夏の新緑と温泉とのセットで楽しめるのが最大の魅力。GW明けの落ち着いた時期に訪れると、温泉宿もゆとりがあり、じっくり楽しめます。日帰り旅行でも行きやすい東海道線・新幹線アクセスも魅力のひとつ。

② 横浜ナイトフラワーズ(神奈川県横浜市)

開催期間 2025年4月〜2026年3月(週末を中心に年間20数日)
会場 新港ふ頭または大さん橋(日によって異なる)
打ち上げ数 約150発(約5分間)
チケット 無料(周辺から観覧可能)

横浜港の夜景を彩るショートタイムの花火イベントで、週末を中心に年間約20日以上打ち上がります。1回あたり約5分・150発というコンパクトな規模ながら、みなとみらいの夜景と組み合わさることで贅沢な演出が生まれます。観覧無料で気軽に楽しめるのが最大の強み。横浜観光のおまけとして立ち寄れるライト感覚の花火体験です。

③ 国営滝野すずらん丘陵公園 花火(北海道札幌市)

開催日 2025年6月29日(日)※2026年は詳細確認要
会場 国営滝野すずらん丘陵公園
特徴 北海道の大自然の中で楽しむ花火

花火と食と音楽を一度に楽しめる北海道ならではのイベント。本州がまだ梅雨や猛暑に悩まされる時期でも、北海道は爽やかな初夏。緑豊かな丘陵公園を舞台にした花火は、都市部の花火大会とはひと味違う開放感があります。札幌中心部からのアクセスも良好です。

【6月開催】梅雨の晴れ間に輝く!初夏の花火大会おすすめ3選

6月は本州の多くの地域が梅雨入りするため、花火大会の開催数は4・5月と比べると少なめ。ただし、それだけに「梅雨の晴れ間に見る花火」という特別感があり、晴れたときの感動は格別です。また、北海道・東北では梅雨の影響が少なく、爽快な花火シーズンが本格化します。

① 茅ヶ崎サザン芸術花火(神奈川県茅ヶ崎市)

開催日 2025年6月開催実績(2026年は要確認)
会場 サザンビーチちがさき
特徴 サザンオールスターズ公認の音楽花火ショー60分間

通称「サザンの花火大会」として知られ、サザンオールスターズの楽曲に完全シンクロした演出が特徴の芸術花火イベントです。総理大臣賞受賞レベルの花火師たちと日本を代表する花火コレオグラファー・大矢亮氏がタッグを組み、60分間の圧倒的なショーを展開します。ビーチを舞台にした夜の演出は、ほかの花火大会では体験できないエンタメ性の高さが際立ちます。

② 十和田湖湖水まつり 音楽と花火ショー(青森県十和田市)

開催月 例年6月(2日間開催)
会場 十和田湖畔
特徴 バルーンランタンと花火の共演、湖上クルーズ観覧も

文人・大町桂月の没後100年を記念した歴史ある湖水まつりの一環として行われる花火ショー。願いを込めたバルーンランタンの一斉リリースと音楽花火ショーが生み出す光景は、まさに幻想的の一言。湖上クルーズで花火を眺めるナイトクルーズ体験(要予約)は、この大会だけの特別な体験です。まだ観光客に広く知られていない穴場感も魅力のひとつ。

③ 古都ひろさき 花火の集い(青森県弘前市)

開催月 例年6月(弘前さくらまつり後)
会場 岩木川河川敷運動公園
特徴 新緑の東北で一足先に楽しむ花火大会

弘前城の桜で知られる弘前市で、さくらまつりの季節が終わったあとに開催される花火大会です。津軽の豊かな自然を背景に、緑に包まれた河川敷で打ち上がる花火は、夏のそれとはまた違う趣があります。東北新幹線+奥羽本線でアクセス可能で、弘前観光と組み合わせた旅プランが組みやすいのも魅力です。

月別・春夏花火大会カレンダー(2026年)

大会名 都道府県 開催日(予定)
4月 上諏訪温泉 春のウィークエンド花火 長野県 4月10日〜12日
4月 琉球海炎祭 沖縄県 4月11日(土)
4月 熱海海上花火大会 静岡県 4月26日(日)
4月 大曲の花火 ―春の章― 秋田県 4月25日(土)
4月 The絶景花火 Mt.Fuji 山梨県 4月25日(土)
5月 熱海海上花火大会 静岡県 5月24日(日)
5月〜 横浜ナイトフラワーズ 神奈川県 週末を中心に複数日
6月 茅ヶ崎サザン芸術花火 神奈川県 6月(詳細要確認)
6月 十和田湖湖水まつり 花火ショー 青森県 6月(詳細要確認)
6月 古都ひろさき 花火の集い 青森県 6月(詳細要確認)

※開催日・開催可否は最新の公式情報をご確認ください。気象条件や諸般の事情により変更・中止になる場合があります。

春夏花火を10倍楽しむためのコツ&持ち物リスト

服装・持ち物

4〜6月は昼間と夜の寒暖差が大きい時期です。特に東北・北海道の4〜6月の夜は10℃前後まで冷え込むこともあるため、薄手のダウンやフリースなど羽織れるものを必携にしましょう。沖縄の4月は半袖でも問題ありませんが、会場の風は強くなりやすいので折りたたみ傘があると安心です。

  • 防寒着(カーディガン・ライトダウン)
  • レジャーシートまたはアウトドアチェア
  • 虫除けスプレー(5〜6月は蚊が出始める)
  • カイロ(東北・北海道の春は特に必要)
  • 双眼鏡(大会場で離れた席になった場合に重宝)

チケット・アクセス

大曲の花火 春の章や琉球海炎祭などは有料チケット制で早期完売することも多いため、公式サイトやチケット販売サイトを早めにチェックしてください。会場周辺は臨時駐車場が限られる大会が多く、公共交通機関の利用が推奨されるケースがほとんどです。特に琉球海炎祭の会場・宜野湾海浜公園周辺は駐車場がほとんどないため、那覇市内からの送迎バス(事前購入)やレンタカーでの早めの到着が必要です。

写真撮影のベストタイミング

春〜初夏の花火は日没が遅いため、打ち上げ開始直後はまだ明るい場合があります。夜空が暗くなる打ち上げ後半〜フィナーレが撮影のゴールデンタイム。長時間露光モードで撮影すると、花火の軌跡を美しく写し取ることができます。

まとめ:「夏しか花火を見ない」はもったいない!

花火大会は夏の風物詩というイメージが根強いですが、実は4月・5月・6月にも全国各地で質の高い花火大会が数多く開催されています。混雑が少ない・気候が快適・桜や新緑との共演という三拍子が揃った春夏花火は、一度体験すると「こっちのほうが好き」と感じる人が続出するほど魅力的です。

特に「大曲の花火 春の章」「琉球海炎祭」「The絶景花火 Mt.Fuji」は、日本の花火技術と芸術性の高さを春に体感できる特別な大会として、花火ファンの間でも評価が急上昇しています。今年の春は、ぜひ夏とは違う花火の楽しみ方を発見してみてください。

なお、各大会の最新情報・チケット発売状況・開催可否は、必ず各大会の公式サイトで確認してからお出かけください。

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