戸田橋花火大会・いたばし花火大会

コラム

【2026】戸田橋花火大会といたばし花火大会の違いを比較解説

夏の夜空を彩る関東屈指のビッグイベント、「戸田橋花火大会」と「いたばし花火大会」。

荒川を挟んで全く同じ日時に開催されるため、「この2つの花火大会って何が違うの?」「結局どっちの会場に行けばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実はこの2つの大会、協力して同じ空に花火を打ち上げていますが、会場の雰囲気や名物となる演出、さらにはチケットの取りやすさや観覧の快適さには、驚くほど明確な違いがあります。

本記事では、戸田橋花火大会といたばし花火大会の決定的な違いを徹底比較し、分かりやすく解説します。

  • 大迫力の「尺玉」や名物「ナイアガラ」を堪能したいならどっち?
  • 混雑や場所取りのストレスを避けて、ゆったり鑑賞したいならどっち?
  • 行き帰りのアクセスが便利で、混雑を回避しやすいのは?

記事を読めば、あなたの目的や一緒に行く相手に合わせて、どちらの会場を選ぶべきかがはっきりと分かります。

今年の夏、最高の思い出を作るための最適な会場選びに、ぜひ本記事をお役立てください。

もくじ(タップで移動)

戸田橋花火大会といたばし花火大会は同じ花火?同時開催の背景

戸田橋花火大会・いたばし花火大会
夏の夜空を彩る大イベントとして知られる「戸田橋花火大会」と「いたばし花火大会」。よく「この2つは同じ花火大会なの?」という疑問を耳にしますが、結論から言うと、これらは荒川を挟んで同日・同時刻に開催される別々の大会です。

しかし、全く無関係というわけではなく、両大会は密接に連携しながら一つの巨大な花火のエンターテインメントを創り上げています。ここでは、なぜ2つの名前があるのか、その開催の背景について詳しく解説します。

荒川を挟んで開催される双子大会の仕組み

戸田橋花火大会といたばし花火大会は、東京都と埼玉県の県境を流れる「荒川」を舞台に開催されます。荒川の北岸(埼玉県戸田市側)が「戸田橋花火大会」、南岸(東京都板橋区側)が「いたばし花火大会」の会場です。

両大会は打ち上げのタイミングやプログラムを調整し合っており、片方が打ち上げている間にもう片方が準備を進めるなど、夜空に途切れることなく花火を楽しめるような工夫が凝らされています。また、時には両岸から同時に花火が打ち上がる大迫力のシンクロ演出もあり、これが「双子大会」と呼ばれる大きな理由です。観客は自分のいる岸側の花火だけでなく、対岸の花火も同時に楽しむことができるため、視界いっぱいに広がる贅沢な空間となります。

それぞれの主催者と開催の歴史

2つの大会は、それぞれ主催する自治体が異なります。戸田橋側は戸田市、いたばし側は板橋区が主体となって運営を行っています。

この同時開催の歴史は古く、はじまりは1951年(昭和26年)にまで遡ります。当時、埼玉県戸田町(現在の戸田市)と東京都板橋区の間で、荒川の境界線が変更されたことを記念して、両自治体の共催という形でスタートしました。

その後、規模の拡大や運営体制の変化に伴い、それぞれが独立した名称を持つようになりましたが、「荒川の両岸で協力して花火を打ち上げる」という素晴らしい伝統は今もなお受け継がれています。このように、歴史的な背景を共有する兄弟のような関係にあることが、両大会の最大の特徴であり、毎年多くの人々を魅了し続ける理由と言えるでしょう。

【比較表】両大会の基本情報(日程・打ち上げ数・来場者数)

戸田橋花火大会といたばし花火大会の基本的なスペックを比較表にまとめました。

どちらの大会も同じ日時に開催され、合計の打ち上げ数でアピールされることが多いですが、会場の所在地や来場者数、そして目玉となるプログラムには明確な違いがあります。

項目 戸田橋花火大会 いたばし花火大会
開催日程 例年8月第1土曜日 19:00〜20:30頃
※両大会とも同日・同時刻に開催
開催場所 埼玉県戸田市(荒川河川敷・戸田橋上流) 東京都板橋区(荒川河川敷)
打ち上げ数 両岸合わせて 約15,000発(※近年実績)
例年の来場者数 約45万人 約50万人
最大号数(花火の大きさ) 10号玉(尺玉) 15号玉(尺五寸玉)※都内最大級
名物プログラム 音楽と花火のシンクロ演出
東西エリアでの立体的な打ち上げ
関東最長級「大ナイアガラの滝」
最高峰の花火師による芸術玉の競演

表から分かる通り、打ち上げ数や開催日時は全く同じです。これは、2つの大会が協力して1つの大きな花火プログラム(合計約15,000発)を夜空に描いているためです。

一方で、来場者数はアクセス網の充実した東京都側である「いたばし花火大会」の方がやや多くなる傾向があります。また、打ち上げられる花火の最大サイズ(いたばしは15号玉、戸田は10号玉)や、名物とする演出にはそれぞれ独自の特色が打ち出されていることがわかります。

打ち上げ内容とプログラム・演出の決定的な違い

戸田橋花火大会といたばし花火大会は、同じ空を共有して約15,000発を打ち上げますが、それぞれの会場の広さや特性を活かした独自のプログラムを展開しています。

どちらの会場に足を運ぶか迷った際は、この「演出や見どころの違い」が最大の決め手となります。それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。

いたばし花火大会の特徴:東京最大の「尺玉」と名物「大ナイアガラの滝」

いたばし花火大会の最大の見どころは、何と言っても都内最大級となる「15号玉(尺五寸玉)」の打ち上げです。東京都内では保安距離(安全を確保するための距離)の確保が難しいため、これほど巨大な花火を打ち上げられる会場は非常に限られています。腹の底に響くような轟音とともに夜空を大きく埋め尽くす大輪の花は、いたばし会場ならではの特権と言えます。

また、もう一つの目玉が、関東最長級を誇る名物「大ナイアガラの滝」です。総延長約700メートルにも及ぶ光の滝が河川敷に降り注ぐ光景は圧巻の一言で、フィナーレを飾るにふさわしい感動的なスケールを誇ります。さらに、日本を代表する最高峰の花火師たちが腕を競い合う「芸術玉」の打ち上げが行われるなど、伝統と格式、そして大技を楽しめる構成が魅力です。

戸田橋花火大会の特徴:打ち上げ場所が近く、全身で感じる音の迫力

一方、戸田橋花火大会の大きな強みは、観覧席と花火の打ち上げ場所の距離が非常に近いことです。河川敷の広々とした空間で視界を遮るものが少なく、まるで頭上に降り注いでくるかのような大迫力の花火を堪能できます。目で見る美しさだけでなく、空気を震わせる破裂音の圧倒的な臨場感は、戸田橋会場ならではの醍醐味です。

また、近年は演出面も大きく進化しています。会場を東西のエリアに分け、それぞれの空間で音楽と花火を緻密にシンクロさせたエンターテインメント性の高いプログラムが人気を集めています。伝統的な打ち上げ花火の美しさに加えて、アップテンポな楽曲に合わせた現代的なショー要素も存分に楽しみたい方には、戸田橋花火大会の演出が非常におすすめです。

会場の雰囲気・観覧席(有料席・無料エリア)の違い

どちらの大会に行くかを決める上で、花火の演出と同じくらい重要なのが「どこで、どのように見るか」という観覧環境です。両大会では、有料席の種類や無料エリア(一般観覧席)の扱いに大きな違いがあります。

いたばし側の会場:種類豊富な有料指定席と激戦の一般エリア

いたばし花火大会の会場は、東京都内からのアクセスが良いこともあり、非常に多くの人で賑わう活気あふれるお祭りの雰囲気が特徴です。有料席は、名物の大ナイアガラの滝を真正面で見られる特等席から、大人数で楽しめるグループ向けのマス席、斜面を利用した階段席まで、バリエーション豊かな席種が用意されているのが魅力です。

一方で、無料の一般観覧エリアも設けられていますが、都内屈指の人気大会であるため場所取りの競争率は毎年非常に高い(激戦)傾向にあります。見晴らしの良い場所を確保するには、早い時間帯からの準備が欠かせません。屋台巡りを楽しんだり、大勢の観客と一緒に熱気を感じながら盛り上がりたい方に向いています。

戸田橋側の会場:近年進む全エリア有料化と落ち着いた観覧環境

対する戸田橋花火大会は、近年、観覧環境の整備に大きく舵を切っています。来場者の安全確保と快適な花火鑑賞を第一の目的として、メイン会場周辺の全エリアを有料化(無料エリアの廃止)するという大胆な対策が取られるようになりました。

ふらっと立ち寄って無料で見ることは難しくなりましたが、事前にチケットさえ購入しておけば、炎天下の中で過酷な場所取りをする必要が一切ないという大きなメリットがあります。一人あたりのスペースも十分に確保されており、ゆったりと座って花火を堪能できます。混雑やトラブルを避けて落ち着いた環境で鑑賞したい方や、小さなお子様連れのファミリーには、戸田橋側の会場が圧倒的におすすめです。

アクセス・最寄り駅と混雑状況の違い

花火大会において、行き帰りの「アクセス」と「混雑状況」は、一日の満足度を大きく左右する重要なポイントです。都心側に位置するいたばし会場と、埼玉側に位置する戸田橋会場では、利用できる鉄道路線や最寄り駅の数に違いがあり、それに伴って混雑の分散具合も異なります。

いたばし会場へのアクセスと帰りの混雑回避ルート

いたばし花火大会の会場は、複数の路線・駅からアクセスできる選択肢の多さが特徴です。主な最寄り駅として、JR埼京線の「浮間舟渡駅」、都営三田線の「高島平駅」「西台駅」「蓮根駅」などが利用できます。

駅の選択肢が多いため、行きは比較的スムーズに会場へ向かうことができます。しかし、終了後はどの駅も入場規制がかかるほどの激しい混雑となります。特にJR埼京線の浮間舟渡駅は圧倒的に混み合うため、帰りは少し歩いてでも都営三田線の各駅(高島平駅や西台駅など)へ向かうルートを選ぶのが、比較的スムーズに帰宅するための賢い選択です。

戸田橋会場へのアクセスと帰りの混雑回避ルート

一方、戸田橋花火大会のメインとなる最寄り駅は、JR埼京線の「戸田公園駅」のほぼ1択となります。駅から会場までは徒歩20分ほどですが、道順がシンプルで分かりやすい反面、数十万人の来場者が1つの駅に集中するため、帰りの時間帯は駅周辺が身動きの取れないほどの大混雑(ボトルネック状態)に陥ります。

戸田公園駅の激しい入場規制を避けるための回避ルートとしておすすめなのが、隣駅であるJR埼京線の「戸田駅」や、JR京浜東北線の「西川口駅」方面へ歩く方法です。歩く距離は長くなりますが、人混みの中で長時間立ち止まるストレスを減らすことができます。また、全席有料化でゆったりと観覧できるメリットを活かし、花火終了後は慌てずに席に残り、ピークの時間をずらして帰るのも効果的な対策です。

【目的別】あなたはどっち派?おすすめの選び方

ここまで、戸田橋花火大会といたばし花火大会の違いを比較してきましたが、「結局どちらの会場に行けばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

どちらも素晴らしい大会であることに変わりはありませんが、誰と行くか、何を重視するかによって最適な選択は異なります。ここでは、目的別のおすすめの選び方をご提案します。

伝統的な大技や名物演出を楽しみたいなら「いたばし花火大会」

いたばし側の会場は、とにかく「花火そのものの圧倒的なスケールと迫力」を最優先したい方にぴったりです。

  • 都内最大級の15号玉(尺五寸玉)の重低音を体感したい
  • 名物「大ナイアガラの滝」の感動的なフィナーレを見届けたい
  • 全国トップクラスの花火師による芸術的な花火を鑑賞したい
  • 屋台(露店)を巡りながら、お祭りならではの熱気と活気を味わいたい

上記のような希望がある場合は、いたばし花火大会がおすすめです。友人同士のグループで賑やかに楽しみたい方や、本格的な花火の写真を撮影したいカメラ愛好家の方にとっては、非常に満足度の高い会場と言えるでしょう。

比較的ゆったりと花火を堪能したいなら「戸田橋花火大会」

一方の戸田橋側の会場は、「場所取りのストレスをなくし、快適な環境で鑑賞すること」を重視する方に最適です。

  • 炎天下での過酷な場所取りをしたくない
  • 確実に座れるスペースを確保して、最後まで落ち着いて鑑賞したい
  • 打ち上げ場所のすぐ近くで、頭上に降り注ぐような臨場感を味わいたい
  • 音楽と花火が連動した、現代的なエンターテインメント演出を楽しみたい

全エリア有料化が進んでいるため、事前のチケット購入は必須となりますが、その分当日の安心感と快適さは抜群です。人混みでのトラブルを避けたい小さなお子様連れのご家族や、ゆっくりと落ち着いた環境で花火デートを楽しみたいカップルには、戸田橋花火大会を強くおすすめします。

両大会に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、戸田橋花火大会といたばし花火大会について、検索されることが多い疑問をQ&A形式でまとめました。お出かけ前の最終確認としてお役立てください。

Q. どちらの会場からでも両方の花火を見ることができる?

A. 基本的には、どちらの会場からでも両方の花火を楽しむことができます。

荒川を挟んで至近距離で打ち上げられるため、上空高くに上がる尺玉やスターマインなどは、どちらの岸にいても見応え十分です。ただし、いたばし名物の「大ナイアガラの滝」のような低い位置(仕掛け花火)の演出は、対岸からは見えにくい場合があります。特定の演出を確実に見たい場合は、その演出が行われる側の会場を選ぶのが無難です。

Q. 屋台(露店)はどちらの会場が多く出店している?

A. 全体的な出店数は、いたばし花火大会の方が多い傾向にあります。

いたばし側の会場周辺や最寄り駅からの道のりには、例年数多くの屋台が立ち並び、お祭り気分を存分に味わえます。一方、戸田橋側も屋台は出店しますが、近年は会場の有料化に伴い、有料席エリア内でのフードフェス形式やキッチンカーの出店がメインとなっています。一般道での食べ歩きを楽しみたいなら「いたばし」、混雑を避けてエリア内でグルメを楽しみたいなら「戸田橋」という選び方もできます。

Q. 雨天時の開催基準や延期・中止の対応は同じ?

A. 開催基準はほぼ同じですが、最終的な判断は各主催者の公式発表を確認する必要があります。

両大会とも「小雨決行・荒天中止」という基準は共通しています。強風や雷雨などの荒天時は安全を考慮して中止となりますが、近年は順延(翌日開催)を行わず、中止となった場合はそのままその年の大会が終了となるケースがほとんどです。天候が不安定な場合は、必ずお出かけ前に両大会の公式ホームページや公式SNSで最新の開催状況をチェックしてください。

まとめ:目的やアクセスに合わせて最適な会場を選ぼう

戸田橋花火大会
今回は、荒川を挟んで同時開催される「戸田橋花火大会」と「いたばし花火大会」の違いについて、様々な角度から比較解説しました。

両大会は協力して夜空を彩り、合計約15,000発もの花火を打ち上げる関東屈指の一大イベントです。同じ空を共有しながらも、会場の雰囲気や見どころにはそれぞれ明確な個性があります。

  • 【いたばし花火大会】
    都内最大級の尺五寸玉や大ナイアガラの滝など、伝統的な大技と圧倒的なスケールを体感したい方におすすめ。
  • 【戸田橋花火大会】
    打ち上げ場所からの近さと、全席有料化によるゆったりとした快適な観覧環境を重視する方におすすめ。

どちらの会場を選ぶにしても、例年大変な混雑が予想されます。特に見晴らしの良い有料席のチケットは、販売開始後すぐに完売してしまうことも多いため、早めの情報収集と事前のチケット確保が欠かせません。

ぜひ本記事の比較を参考に、ご自身の目的や一緒に行く相手、そしてアクセスのしやすさに合わせて最適な会場を選び、夏の夜空に咲く大輪の花を心ゆくまでお楽しみください。

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